
反逆児の恩返し弾だ。Jリーグ・ヤマザキナビスコカップ決勝戦(3日、国立競技場)、千葉は後半35分、MF水野晃樹(21)が先制点を突き刺し、同37分には右CKから2点目をアシスト。10冠を狙った鹿島を2-0で粉砕した。
かつて練習中にアマル・オシム監督(39)の方針に反抗した水野は、1得点1アシストの活躍でMVPに輝いた。千葉は94年の東京V(当時V川崎=3連覇)以来の大会連覇を成し遂げ、今季途中まで千葉を指揮した日本代表のイビチャ・オシム監督(65)も大喜びだった。
右足がゴールネットを揺らした瞬間、水野は迷わずベンチに駆けた。「アマルさんがいたから」。自分を信じて使ってくれた恩師に抱きついて喜びを爆発させた。
試合前、同監督から「お前は攻撃力があるからスタメンにしている。攻撃力が出せなければ意味がない」とゲキを飛ばされた。右サイドからのドリブル突破で何度もチャンスをつくり、後半35分にMF坂本のパスから、GKを見極めて左隅に蹴り込んだ。その2分には右CKからMF阿部のダメ押し弾をアシスト。全得点に絡んでのMVP(賞金100万円)獲得に「みんなからブーイング。坂本さんから選手会に30万入れろって」と苦笑しながら「来年寮を出るので家具を買いたい」と使い道を決めていた。
9月29日のミニゲーム中、監督の途中交代の指示に腹を立て、ユニホームを脱ぎスパイクを投げ捨てる造反行為造反行為を起こした。それでも起用した監督に、21歳の反逆児が恩返し。U-21日本代表にも名を連ねるが、この日の活躍は飛び級へのアピールにもなった。
日本代表オシム監督は「この状態をコンスタントに維持できればA代表だ」と期待したが、水野は「結果を見れば良かったが、ミスも多かった。リーグ戦もあるし修正していきたい」と慢心はない。さらなる高みへ、着実な印象を刻み込んだ。

かつて練習中にアマル・オシム監督(39)の方針に反抗した水野は、1得点1アシストの活躍でMVPに輝いた。千葉は94年の東京V(当時V川崎=3連覇)以来の大会連覇を成し遂げ、今季途中まで千葉を指揮した日本代表のイビチャ・オシム監督(65)も大喜びだった。
右足がゴールネットを揺らした瞬間、水野は迷わずベンチに駆けた。「アマルさんがいたから」。自分を信じて使ってくれた恩師に抱きついて喜びを爆発させた。
試合前、同監督から「お前は攻撃力があるからスタメンにしている。攻撃力が出せなければ意味がない」とゲキを飛ばされた。右サイドからのドリブル突破で何度もチャンスをつくり、後半35分にMF坂本のパスから、GKを見極めて左隅に蹴り込んだ。その2分には右CKからMF阿部のダメ押し弾をアシスト。全得点に絡んでのMVP(賞金100万円)獲得に「みんなからブーイング。坂本さんから選手会に30万入れろって」と苦笑しながら「来年寮を出るので家具を買いたい」と使い道を決めていた。
9月29日のミニゲーム中、監督の途中交代の指示に腹を立て、ユニホームを脱ぎスパイクを投げ捨てる造反行為造反行為を起こした。それでも起用した監督に、21歳の反逆児が恩返し。U-21日本代表にも名を連ねるが、この日の活躍は飛び級へのアピールにもなった。
日本代表オシム監督は「この状態をコンスタントに維持できればA代表だ」と期待したが、水野は「結果を見れば良かったが、ミスも多かった。リーグ戦もあるし修正していきたい」と慢心はない。さらなる高みへ、着実な印象を刻み込んだ。

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